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ほうれん草

根っこまでおいしい! 有機野菜のほうれん草(佐賀県産) おいしっくす九州

今回は、ほうれん草です。

ほうれん草というと、ピンチのときにポパイが食べて、筋肉モリモリになるイメージがありますが、実際はどうなんでしょうかね。

予断ですが、ポパイが食べていたのは、缶詰のほうれん草。アメリカではほうれん草は缶詰が主流なのでしょうか。


ほうれん草の歴史

ほうれん草には東洋種西洋種があります。

西アジア原産で、ペルシャで栽培されていたほうんれんそう。
「ほうれん」とは中国語でペルシャのことです。

東へはシルクロードを経て、回教徒の手により中国へ。西は北アフリカからイベリア半島を経てヨーロッパへと伝えられました。

オランダで、品種改良が進んで丸葉が主体の西洋種となり、19世紀にアメリカへ。 

日本には、17世紀に中国から葉に切れ込みのある剣葉の東洋種が渡来しました。
西洋種の導入は明治以降。現在は、西洋種と東洋種を交配した一代雑種が主流です。


ほうれん草の栄養とあくについて

熊本県産のほうれん草で、味噌汁を調理中。。。。(オイシックスの産地限定野菜)

ほうれんそうの栄養で有名なのは「鉄分」で、含有量は野菜ではトップクラスです。

鉄は赤血球中のヘモグロビンの合成に必要で、酸素を運ぶ役割をしますが、吸収率が悪く特に女性は月経時の鉄の損失が多く欠乏しやすいので、注意して十分な量を摂取したいものです。

ほうれんそうに含まれるビタミンCは鉄の吸収を助けてくれます。

鉄の吸収を助けてくれるビタミンCですが、水溶性で水に溶けだしたり、加熱したときに壊れてしまったりと、無駄なく摂るのは難しい栄養です。

ほうれんそうをゆでる時は、沸騰したお湯で1分くらい、短時間でゆでるのがコツです。

 風邪の予防にも効果的なビタミンAも多く含まれています。ビタミンAは油と相性がいいので、油を使って調理するとさらに効果的です。

ほうれんそうは結石の原因になるシュウ酸が多いといわれます。このシュウ酸は、ほうれんそうの持ち味である"あく"の成分です。ゆでて水にさらすと溶け出します。よほど大量に食べなければ大丈夫です。


よいほうれん草の選び方と保存方法

ハウス栽培のおかげで1年中食べられるほうれんそうですが、春まきと秋まきがあり、冬から春にかけてが旬です。

葉の緑色が濃く、やわらかくピンとしているもの、根元はみずみずしく赤みが強いものの方が新鮮でよいものです。

保存するときは濡れた新聞紙に包み、ポリ袋などに入れ、冷蔵庫で立てて保存します。


ほうれん草の種類

熊本県産のほうれん草(オイシックスの産地限定野菜)

ほうれんそうの品種には、東洋種西洋種とがあります。

東洋種は、葉が細くて先がとがっていて切れ込みがあるのが特徴。アクが少なくおひたしなどに適しています。

西洋種は、葉が丸く切れ込みがなく、西洋種より葉に厚みがあるのが特徴。アクは東洋種より強く、葉が肉厚なので炒め物などの高温で調理する料理法に適しています。

現在お店に出回っているほうれんそうの多くは、この2種類の特性をいかした交配種です。

品種改良によってシュウ酸を少なくした、生食用のサラダほうれん草もあります。葉が柔らかく、色はやや薄く、切れ込みがなく、茎はほっそりしています。

また、アメリカなどで栽培されているサボイほうれんそうは、西洋種と東洋種の雑種から育成したものです。葉がいちじるしく縮れています。

食材まめちしき
食材に関する豆知識です。野菜、果物、肉類、海産物など。スーパーや食材宅配のチラシでは良く見るけれど、実はあまり良く知らなかった食品も。

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