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人参(ニンジン)

オイシックスの人参を袋から出してみました!


ニンジンの旬と栄養

本来の旬は初冬の11月~12月頃ですが、全国で気候に応じた品種が栽培されていて、一年中市場に出回っています。

ニンジンには、カロチンが大量に含まれています。

カロチンにはいくつかの種類がありますが、特ににんじんにはβカロチンが豊富です。

βカロチンは抗酸化作用(こうさんかさよう)を発揮して活性酸素による害を防ぐだけではなく、体内で必要な量だけビタミンAに変わって、皮膚や粘膜を健康に保つはたらきがあります。

αカロチンも豊富で、がん予防に効果が期待されています。

その他、食物繊維、ビタミンB1、B2、Cのほか鉄分やカリウム、カルシウムなどのミネラルも多く含みます。

食物繊維は水溶性ペクチンで、便通を良くし、高血圧や動脈硬化を予防します。鉄は造血を促し、血行をよくするので、貧血はもちろん、虚弱体質や疲労回復にも役立ちます。

カリウムは体内のナトリウムを排泄(はいせつ)して血圧を下げる作用があります。また、目の粘膜(ねんまく)を強くするので、疲れ目や夜盲症(やもうしょう)、結膜炎(けつまくえん)を予防します。


美味しいニンジンの選び方


野菜スティック(人参)

色が濃くあざやかなものを選びましょう。
赤みが強いものほどカロチンが多いのです。

表面にハリがありなめらかで、ひげ根が少ないものが良いでしょう。
ひげ根が少ないことは育った栄養状態が良いことを示しています。

形は太めで先端が丸くつまっているものがよいでしょう。

切り落とした茎の部分は、なるべく茎が細いものを選びましょう。
茎が細ければ、それだけ芯も細くてやわらかいということです。

茎の周囲、首の部分が青かったり黒ずんでいるものは甘みに欠けるので避けましょう


ニンジンの保存方法

水気をふいて、新聞紙に包んで冷暗所で保存します

乾燥に弱く、黒ずみやすいので夏場はポリ袋に入れて、冷蔵庫で保存します。


ニンジンの調理方法


皮付き人参がうまい!

にんじんはカロチンの豊富な食べ物です。

このカロチンは油に溶ける脂溶性ビタミンで、油と一緒に取ることでビタミンAとしての吸収率がより高くなります。

カロチンの吸収率は、生のにんじんで10%、ゆでた場合で30%、油を使うと50%~70%とかなり差があります。

そのため、カロチンを上手に摂るには油を使った料理が効果的です。てんぷらやきんぴら、サラダ(油入りのドレッシングを使用)、バターソテー、炒め物などにすると良いでしょう。


葉も栄養が豊富です。

葉には、根の2倍以上のビタミンAを始め、タンパク質(根の3倍)、カルシウム(根の5倍)、脂質、鉄分、ビタミンCなど、栄養分が豊富に含まれています。タンパク質はスレオニン、リジンなど必須アミノ酸に富んでいます。

夏の関西では、にんじん菜や葉にんじんという呼び名で出荷されます。きざんでしょうゆ煮や、妙め物、揚げ物がよいでしょう。やわらかい若葉は、さっとゆでておひたしにしてもおいしいです。


ニンジンの種類

にんじんはアジア型とヨーロッパ型に大きく大別されます。


アジア型ニンジン

根が長く、赤色系が多くて、肉質が緻密(ちみつ)で柔らかいのが特徴です。

赤みが強いのはトマトと同じリコピンという成分のためで、カロチンを含まないためににんじん臭が少なく風味は良いです。煮ものやなますに向いています。

江戸時代から大二次世界大戦後までは広く栽培されていましたが、長根で収穫しにくいという欠点があり、扱いやすいヨーロッパ型に次第に追われて、1970年以降は収量も品種数も激減しました。


ヨーロッパ型ニンジン

現在多く出回っているのはこちらです。
主にだいだい色で、甘みもカロチンも豊富です。

夏から秋に収穫する寒冷地型と、晩秋から冬に収穫する暖地型に分化しています。
更にトンネル栽培により晩冬から春への収穫も可能になって、一年中の栽培供給が確立されました。

国分大長(こくぶおおなが)などの長根種もありますが、需要、生産量共に多いのは短根種です。

9~10cmを「三寸」、12~15cm前後を「四寸」、15~20cmを「五寸」と呼び分けています。現在の実用品種は「五寸」です。そのほか、ナンテス、ベビーキャロットなどがあります。

食材まめちしき
食材に関する豆知識です。野菜、果物、肉類、海産物など。スーパーや食材宅配のチラシでは良く見るけれど、実はあまり良く知らなかった食品も。

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